「NIPTの予約が取れない」は本当?来院1回で採血可能な“Serenity”とは?

妊娠中の胎児の染色体異常について調べることができるNIPTは、高齢出産を控える妊婦さんが増えたこともあり、希望者が急増している検査です。しかし一方で、「NIPTの予約が取れない」という声が続出しています。

今回は、その背景を探ると同時に、1回の来院で採血可能なNIPT“Serenity”をご紹介します。

NIPTの予約が取りにくいと言われているのはなぜ?

「NIPTを受けたいのになかなか予約が取れない」という妊婦さんの声が多いのをご存知でしょうか。

日本でも、2013年より提供が開始されたNIPTは、従来の血液による出生前診断よりも精度が高く、母体や胎児へのリスクも低いスクリーニング検査であることから、希望する妊婦さんは増え続けています。

一方で、予約が取れず、検査が受けられない妊婦さんも少なくありません。どうして、NIPTは予約が取りにくいと言われているのでしょうか。

徐々に増えてきたとは言え、日本ではまだNIPTを実施している施設が少ないということも、予約が取りにくい原因の一つと考えられますが、さらに調べてみると他にも次のような背景が見えてきます。

※妊婦さんがNIPTを受けるための条件

妊娠10~18週の期間内に採血しなければならない

※NIPTを実施している施設が独自に設けているルール

妊婦さんではなく、かかりつけ医が検査の予約をしなければならない

検査を受ける施設または連携している施設に通院していたり、または分娩予定であったりする必要がある

電話での問い合わせや予約を受け付けていない

一度予約をキャンセルすると再度予約することができない

カウンセリングから採血まで一度に予約が取れない

このように、NIPTを受けるためにはさまざまなハードルがあり、結果としてNIPTの予約が取りにくくなっているようです。

さらに、都市部の施設は予約がいっぱいなため、都市部に住んでいる妊婦さんが地方のNIPTを実施している施設に予約を入れるケースが相次いでいることなども、NIPTの予約の取りにくさに拍車をかけているものと思われます(ただし、これはルール違反ではありませんので、そこを否定するものではありません)。

NIPTは、妊娠中の胎児の染色体異常について調べることができる非常に有用な検査でありながらも、予約を取りたくても取れない妊婦さんが多いという課題を抱えています。

NIPTの予約が取れても採血に至らない可能性がある?

また、運良くNIPTの予約が取れたとしても、最終的な採血までたどり着けないケースも少なからずあるようです。

現在、日本で行われている一般的なNIPTは「妊娠10~18週の期間内」という条件を満たさなければなりません(施設によっては妊娠14週や15週までなど、期間がさらに短いところもあります)。

しかしながら、先ほどお伝えしたように、NIPTを実施している施設が少ないため、根本的に予約が取りにくいうえ、採血まで2~3回の診察が必要なケースが多く、予約から採血まで数週間~数ヶ月かかることも珍しくありません。

施設によっては、カウンセリング後に改めて1回目の診察を予約するなど、カウンセリングから採血までを一度に予約できないところもあります。

そのため、NIPTの予約が取れても採血に至るまでに「妊娠18週」を超えてしまう可能性があります。「せっかく予約が取れても期間内に検査を完了できない」といった妊婦さんが今後出てくるかもしれません。

タイミングや条件などにもよりますが、NIPTの予約は全体的にみるとやはり「取りにくい」と言わざるを得ないでしょう。

予約が取れない方は必見!来院1回で採血できるNIPT“Serenity”

最後にご紹介するNIPT“Serenity”は、出生前診断先進国のイギリスで正式にラボとして認可され、採用されているNIPTで、日本では現在八重洲セムクリニック(東京)と、奥野病院(大阪)の2施設のみで行われているNIPTです。

一般的なNIPTでは、採血までに2~3回の診察が必要なところも少なくありません。予約を取るだけでも大変なうえ、何度も通院するとなると身体的負担も大きくなってしまいます。

ところが“Serenity”は1回の来院のみで採血が可能なため、次回の予約に悩む必要もなく、また何度も通院する必要もありませんので、妊婦さんの負担が大きく軽減されます。

施設数こそ少ないですが、1回の来院で採血が可能なため、一般的なNIPTを実施している施設と比べても、比較的予約が取りやすくなっています。

分娩指定や、かかりつけ医からの直接の予約なども必要ありませんので、妊婦さんが直接予約することができる点も、一般的なNIPTと比べて大きく違う点です。

「予約が取れないから受検を諦めなくてはならない」では、NIPTが存在する意義がなくなってしまいますし、NIPTを希望する妊婦さんは検査を受ける権利があります。

大切な時期の少ない時間を最大限、有効に使うためにも“Serenity”について気になる方は一度、病院に問い合わせしてみてはいかがでしょうか?

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医