NIPT(新型出生前診断)を受けられる期間は?期間を気にせず受けられるNIPTもご紹介!

出生前診断にはスクリーニング検査や確定診断などいくつかの検査がありますが、それぞれ受けることができる期間が決められています。

今回は、その中のNIPT(新型出生前診断)について、受けられる期間や注意点などを解説するとともに、期間を気にせず受けられるNIPT“Serenity”をご紹介します。

NIPTを受けられる期間とは?

母体から採血した血液の成分を分析することで、妊娠中の胎児に21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの疑いがないかどうか調べることができるNIPTは、日本でも2013年より提供が開始されたスクリーニング検査です。

従来行われてきた母体血清マーカーテストなど血液による出生前診断と比べても、感度や特異度からみる検査精度がきわめて高いため「新型」と名付けられ、区別されています。

1/200~1/300の確率で流産を引き起こす可能性があるといわれている羊水検査を避けることができる精度の高いスクリーニング検査として注目を浴び、検査を希望する妊婦さんが増えています。

現在日本で採用されている一般的なNIPTは、受けることのできる期間が「妊娠10~18週」と決められており、その期間以外で検査を実施することはできません。NIPTを受けたいと思った時、まずは検査を受けられる期間内であることが大前提となるのです。

NIPTの注意点は?期間内でも受けられないケースがある!

ところが、妊娠10~18週の期間内であったとしても、NIPTを受けられないケースがあるのです。

現在、日本で採用されている一般的なNIPTには、次のような条件があるためです。

※出産予定日時点で妊婦さんが35歳以上

※夫婦のいずれかまたは両方になんらかの染色体異常が見られる

※過去に染色体異常の胎児を妊娠または出産したことがある

たとえ妊娠10~18週の期間内だったとしても、こうした条件に当てはまっていなければ、NIPTを受けることができないのです。

それに加えて、病院側が独自に設定しているルールもあります。

※NIPTを実施する病院で分娩予定でなければならない

※かかりつけ医からの直接の検査予約および紹介状が必要

NIPTを受けようと思っている妊婦さんは、妊娠10~18週の期間内であると同時に、上記のようなさまざまな条件、ルールをクリアしなければなりません。

そのため、妊娠10~18週の期間内ではあるものの、その他の条件をクリアできないため、NIPTを希望しているにも関わらず受けられない妊婦さんが多く、世界各国と比べても日本では低い実施率となっているのが現状です。

期間を気にせず受けることができるNIPT“Serenity”とは

現在日本で採用されている一般的なNIPT(新型出生前診断)は、受けることができる期間が決められていること、また期間以外にもさまざまな条件やルールがあることをお伝えしてきました。

「そんなにハードルが高くては受けられない」

「期間は問題なくても他の条件がクリアできそうにない」

もしも、そう思っている妊婦さんがいたとしても、諦める必要はありません。

実は、日本には期間を気にせず受けることができるNIPTがあるのをご存知でしょうか?

出生前診断先進国であるイギリスにおいて、ラボとして正式に認可され採用されている、クーパーゲノミクス社のNIPT”Serenity“です。

“Serenity”は、妊娠10週以上で不安を抱えている妊婦さんであれば、期間や年齢制限などを気にせずに受けることができるNIPTです。

それに加えて、分娩指定や、かかりつけ医からの直接の検査予約および紹介状なども必要ありませんので、より多くの妊婦さんがNIPTを受ける機会を持つことができます。

もちろん、期間やその他の条件をクリアできず、他の医療機関で一般的なNIPTを断られてしまった妊婦さんでも“Serenity”を受けることができます。

“Serenity”の特徴はそれだけではありません。

“Serenity”には基本検査の“Serenity Basic”と、全染色体検査の“Serenity24”があり、現在日本で採用されている一般的なNIPTと比べて検査対象が広いという特徴があるのです。

“Serenity Basic”

21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーに加えてモノソミーX(ターナー症候群)などの性染色体異常について調べることができるほか、希望者には性別判定も開示してくれます。

“Serenity24”

1~22番の常染色体すべてに加えてモノソミーX(ターナー症候群)などの性染色体異常について調べることができるほか、希望者には性別判定も開示してくれます。

いかがでしょうか?

現在日本で採用されている一般的なNIPTでは21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3種類の染色体異常についてしか調べることができませんが、“Serenity”では性別判定も含め全染色体検査まで対応しているなど、非常に幅広い検査項目を実現しています。

日本で“Serenity”を採用しているのは、東京の八重洲セムクリニックと、大阪の奥野病院です。

期間を気にせず受けられるだけでなく、厳しい制限がない“Serenity”について、妊娠や出産に不安を抱えている妊婦さん、期間を過ぎてしまった妊婦さんなどはぜひ一度、病院に問い合わせしてみてはいかがでしょうか?

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医