日本での新型出生前診断(NIPT)の現状や課題は?妊婦さんがより受けやすい新しい新型出生前診断(NIPT)も登場している!

日本でも普及し始めた新型出生前診断(NIPT)、検査を検討している妊婦さんも多いのではないでしょうか?

現在日本で採用されている一般的なNIPTの現状や課題を解説するとともに、より多くの妊婦さんが受けることができる新しい新型出生前診断(NIPT)をご紹介します。

日本におけるNIPTの現状や課題は?

NIPTは新型出生前診断とも呼ばれています。

従来日本で行われてきた母体血清マーカーテストといった血液による出生前診断と比較して、感度や特異度からみる検査の精度がきわめて高いことから「新型」と名付けられ、区別されています。

NIPTは、出生前診断の中のスクリーニング検査に分類されています。

日本では2013年の提供開始から、徐々に検査を受ける妊婦さんが増えており、2017年3月までの約4年間で48,000人を超える妊婦さんが受検したとされています。

最近では、メディアなどでも取り上げられる機会が増えたことから、NIPTについて知っているという妊婦さんも多いのではないでしょうか?

日本ではこれまで、NIPTは臨床研究としてごく一部の病院や施設でしか実施されてきませんでしたが、この度、一般診療化が決定しました。それにより、今後NIPTを実施する病院や施設が増えてくることが予想されます。

※採血という検査手法のため、母体や胎児への身体的負担がほとんどない

※陰性的中率が高く「陰性」が出ればほぼ安心できるうえ、流産のリスクがある羊水検査を避けることができる

など、さまざまなメリットがあることから、検査を希望する妊婦さんも年々増えています。

しかしながら現在、日本で採用されている一般的なNIPTにはさまざまな課題があります。

・妊娠10~18週の期間内

・出産予定日時点で妊婦さんが35歳以上

・夫婦いずれか、または両方に、なんらかの染色体異常が見られる

・過去に染色体異常の胎児を妊娠、または出産したことがある

といった条件に当てはまらなければ受けられないうえ、病院側が独自に設定している次のような制限もあります。

・NIPTを実施する病院で分娩予定でなければならない

・かかりつけ医からの直接の検査予約および紹介状が必要

条件に当てはまっていても、病院側の制限をクリアできなければ受けることができないなど、日本におけるNIPTはまだまだ課題が山積みとなっています。

日本のNIPTの課題をクリアし、より多くの妊婦さんが受けられるようになった新しい新型出生前診断(NIPT)

簡単ですが、現在日本で採用されている一般的なNIPTの現状と課題を解説してきました。

本来、希望する妊婦さんすべてが検査を受けられることが望ましいのですが、現状ではなかなかそうもいきません。

ところが、日本にはすでに一般的なNIPTの課題をクリアし、より多くの妊婦さんが検査を受ける機会を持つことができるNIPTが登場しているのをご存知でしょうか?

東京の八重洲セムクリニックと大阪の奥野病院で受けることができる、より精度の高い、新型出生前診断(NIPT)です。

精度の高い新型出生前診断(NIPT)を受けるための条件は「妊娠10週以上」のみ、年齢制限や分娩指定、かかりつけ医からの検査予約などは一切不要です。

つまり、妊娠10週以上で不安を抱えている妊婦さんであれば、自ら予約して検査を受けることができるのです。

日本で採用されている一般的なNIPTとの主な違いをまとめてみます。

検査内容の違い

日本で採用されている一般的なNIPTは21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーについてのみ調べることができます。一方、新しい新型出生前診断(NIPT)には“基本検査”と “全染色体検査”があり、それぞれ検査内容は次のようになります。

基本検査

21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーのほか、モノソミーX(ターナー症候群)やクラインフェルター症候群などの性染色体異常の検査および、希望者には追加費用なしで性別判定が可能です。

全染色体検査

1~22番の常染色体すべてと性染色体異常の検査および、希望者には追加費用なしで性別判定が可能です。

費用の違い

日本で採用されている一般的なNIPTは、その他診察費用等を合わせると高額になる医療機関が多くなっています。

新しい新型出生前診断は検査できる染色体が、検査内容により異なるため、検査にかかる費用にも違いがあります。

費用には、採血、検体の輸送、事前カウンセリング、検査説明、結果通知の費用が含まれています。また、結果の通知後に医師が再診察を行うときの費用や、万が一、陽性だった場合の奥野病院(大阪)における羊水検査の費用は無料になります。

費用についての詳細は医療機関までお問い合わせください。

日本で精度の高い新しい新型出生前診断(NIPT)を実施している医療機関は?

日本で採用されている一般的なNIPTの現状や課題を解説するとともに、そうした課題をクリアしより多くの妊婦さんが検査を受ける機会を持つことができる新しい新型出生前診断(NIPT)をご紹介してきました。

現在、日本で新しい新型出生前診断(NIPT)を受けられるのは、東京の八重洲セムクリニックと、大阪の奥野病院です。

八重洲セムクリニックと奥野病院が提供している新型出生前診断(NIPT)が気になる妊婦さん、妊娠や出産に不安を抱えている妊婦さんはぜひ一度、病院に問い合わせしてみてはいかがでしょうか?

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医