NIPT(新型出生前診断)が受けられる時期はいつ?妊娠10週~18週の人以外は検査できないって本当?

赤ちゃんの染色体異常について調べることができるNIPT(新型出生前診断)。妊娠10週目よりも前の段階では検査を受けることはできません。今回は、実施条件が妊娠10週目以降とされている理由を含め、NIPT(新型出生前診断)の特徴をお伝えしていきます。

NIPT(新型出生前診断)の検査が可能なのは10週以降から?

一般的にNIPT(新型出生前診断)を受けることができる期間は、妊娠10週〜18週と制限されています。この検査では、妊娠中の母体から血液を採取しますが、ここに赤ちゃんのDNA断片が含まれているために、異常を探ることが可能となります。

もっと早い段階で検査をしたいとお考えの方もいらっしゃいますが、妊娠10週よりも前では、血液中に含まれる赤ちゃんのDNAが十分ではありません。そのため、NIPT(新型出生前診断)を実施できる期間は妊娠10週以降と決められているのです。

また、妊娠してから月日が経つと赤ちゃんのDNA濃度が減少していくため、基本的にNIPT(新型出生前診断)を受けられる機関は妊娠18週までとされています。

NIPT(新型出生前診断)で“陽性”という結果が出た場合には、確定診断を行うために羊水検査などを受けることになります。NIPT(新型出生前診断)の精度は100%ではありませんが、羊水検査ではほぼ確実に診断ができるためです。

羊水検査を実施できる期間は妊娠15〜18週であり、法的に人工妊娠中絶が認められているのは妊娠22週未満とされています。

経過に伴い胎児のDNA濃度が変わることのほか、羊水検査や中絶を受ける可能性に基づき、NIPT(新型出生前診断)を実施できる期間は10週〜18週とされていることが多いです。

ただ、検査機関によっては“いつまで”ということに関して制限を設けていない場合もあります。ひと言でNIPT(新型出生前診断)といっても、検査機関によって詳細が異なるということを認識しておきましょう。

従来のNIPT(新型出生前診断)には、他にも様々な制限がある

一般的なNIPT(新型出生前診断)では、出産時の年齢が35歳以上であること、検査を行う医療機関での分娩を予定していることなど、いくつかの制限が設けられています。以前の妊娠で赤ちゃんにダウン症候群などの染色体異常があることがすでに確認されているなどの条件も存在します。

NIPT(新型出生前診断)を受けるには何かと制限が多く、「検査を受けたい」と思っても簡単には受けられないという側面があります。実際には35歳未満でも検査にご興味をお持ちの方はいますし、居住地の都合から検査を行う病院では出産できないという方もいます。

また、場合によっては採血予約に数週間以上かかるケースもあり、待っている間に月日が経ってしまうという可能性もあります。

一般的なNIPT(新型出生前診断)ではこうしたことが起こり得ますが、実施機関によっては制限がない検査を提供していることもあります。NIPT(新型出生前診断)にご興味がある方は、どこで検査を受けるのかじっくり考えてみることが望ましいです。

従来の検査と比べて、制限がほとんどないNIPT(新型出生前診断) “ベリファイ”をご紹介

従来の検査と比べて、ほとんど制限のないNIPT(新型出生前診断)をご希望の場合は、八重洲セムクリニック・奥野病院が提供しているベリファイと呼ばれる検査を選ぶこともできます。

ベリファイは一般的なNIPT(新型出生前診断)とは異なり、年齢制限がなく、医師の紹介状も必要ありません。さらに、予約は必要ですが毎週日曜日に採血を行っており、1回の来院だけで済むという利便性にもメリットがあります。

NIPT(新型出生前診断)では全部で23組ある染色体のうち、13番、18番、21番の染色体だけを調べることが基本です。しかし、実際にはこれ以外の染色体に異常が生じる可能性もあります

ベリファイでは、一般的な新型出生前診断と同じ13番、18番、21番染色体に加えて、その他すべての常染色体と性染色体の全染色体検査も可能です。モノソミーX(ターナー症候群)などの性染色体異常についても検査可能なほか、性別も開示してもらえます。

検査を実施できる期間についても、10週〜18週という制限ではなく、“妊娠10週目以降”とされています。妊娠18週を過ぎてから「やはり検査を受けたい」と考える妊婦さんでも、NIPT(新型出生前診断)を受けることができるのです。

妊娠や出産には何かと不安が伴うものですが、「もし赤ちゃんに染色体異常があったら…」という考えが頭をよぎる瞬間もあるでしょう。特に高齢出産ではリスクが高まるため、妊娠中に確認しておきたいと感じる方は少なくありません。

八重洲セムクリニック・奥野病院が提供しているベリファイでは、妊娠10週目以降であれば検査を受けることも可能なので、ご不安がある方は検討してみると良いかもしれません。

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医