NIPT(新型出生前診断)は一般診療で検査可能?胎児の染色体異常が不安な方が知っておきたい基礎知識

NIPT(新型出生前診断)は比較的新しい検査であることから、その内容や位置づけについてはよくわからないという方もいるでしょう。

今回は、NIPT(新型出生前診断)は一般診療の中で行えるのか、一般診療であることでどんなメリットがあるのかを解説します。

NIPT(新型出生前診断)とは

NIPT(新型出生前診断)は、採血時に妊娠10週目以降に受けることができるスクリーニング検査です。NIPT(新型出生前診断)は、ダウン症候群、パトー症候群、エドワーズ症候群といった特定の染色体異常を事前に発見することを目的としています。

出生前診断には、羊水検査など精度が高い手法もありますが、母体のお腹に針を刺して子宮内の羊水を採取する必要があります。母体と胎児には負担となってしまい、稀に流産や破水などを引き起こすリスクを伴います。

一方、NIPT(新型出生前診断)では母体から少量の血液を採取するだけで、胎児の染色体異常を調べることができます。妊婦さんの血液中には赤ちゃんのDNAがわずかに含まれるため、血液から染色体異常の可能性を分析していきます。

採血という簡便な手法を用いていますが、比較的高い精度で検査を行えることがNIPT(新型出生前診断)の利点です。

NIPT(新型出生前診断)が一般診療化されたのは最近のこと

NIPT(新型出生前診断)は、2011年にアメリカで始まった比較的新しい出生前診断です。

日本では2013年から特定の医療機関における臨床研究の中で、NIPT(新型出生前診断)が用いられてきました。2013年4月から2017年9月までに約5万1,000組がNIPT(新型出生前診断)を受けたとされています。

日本産科婦人科学会(日産婦)が、2018年3月にNIPTの一般診療化を決定したことを受け、さらにNIPT(新型出生前診断)の認知度は高まりました。

出生前診断を行うかどうかは倫理的な側面からも検討する必要がありますが、臨床研究の段階から一般診療の開始へと、学会が指針を変更したことになります。

近年は、晩婚化や女性の社会進出といった要因から、妊娠時の母体の年齢は上昇してきています。母体の年齢が上がると染色体異常の発生率が高まることからも、NIPT(新型出生前診断)を受けたいと考える人が増えています。

NIPT(新型出生前診断)が一般診療化されたことによるメリットとは?

臨床研究の中で用いられてきたNIPT(新型出生前診断)が、一般診療で受けられるようになり、検査を受けるための敷居は低くなりました。NIPT(新型出生前診断)は流産などのリスクを伴わず、検査精度も比較的高いです。

特に、陰性的中率は99.9%とされているため、陰性の結果であれば、ほぼ確実に異常がないと解釈できます。陽性の結果だった場合は、確定診断のために羊水検査も受けることにはなりますが、その前段階でスクリーニングを行える点では意義があります。

NIPT(新型出生前診断)で陰性とわかれば、リスクのある羊水検査を回避できるためです。

NIPT(新型出生前診断)が一般診療化されたことにより、希望者が検査を受けやすくなったという側面はあります。ただ、検査の対象となる妊婦さんの年齢は35歳以上となっており、調べる染色体異常は3種類に制限されています。

一般診療化されてからも、このような制限があるということは念頭に置いておきましょう。

染色体異常が不安な方はNIPT(新型出生前診断)という選択肢もある

一般診療の中でNIPT(新型出生前診断)を受けられるようになったことは、検査を希望する人にとってはメリットが感じられるはずです。ただ、「35歳未満だけれど不安がある」という方もいれば、「全ての染色体について検査を受けたい」と感じる方もいるでしょう。

そんなときは、八重洲セムクリニックと奥野病院の“ベリファイ”というNIPT(新型出生前診断)を検討してみることも方法です。この検査には年齢制限がなく、採血時に妊娠10週目以降で検査を希望される方であれば対象となります。

ベリファイでは、調べられる染色体異常が3種類に制限されておらず、全染色体について検査を行うことができます。さらに、性別判定の結果も開示されるため、赤ちゃんの性別を早い段階から知ることが可能です。

一般診療化され、検査を受ける人が増加しているNIPT(新型出生前診断)ですが、やはり多くの方は「信頼できる機関で受けたい」という思いをお持ちでしょう。

八重洲セムクリニックと奥野病院では、NIPTの検査数が5,000件以上と豊富な実績を有しており(※2018年6月末時点)、さらに出生前診断歴40年以上の医師が担当するというメリットもあります。

一般診療化されたNIPT(新型出生前診断)を受けてみたいとお考えの方は、ベリファイについて詳しく調べてみてはいかがでしょうか?

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医