NIPT(新型出生前診断)における海外事例の内容とは?3か国を例にご紹介

比較的新しい出生前診断であるNIPT(新型出生前診断)のあり方は、国によっても異なります。今回は、NIPT(新型出生前診断)の海外事例について、3か国を例にご紹介します。

日本の動きだけでなく、海外事例も参考にしながら、検査を受けるかどうか検討してみてください。

NIPT(新型出生前診断)の海外事例1.アメリカ

まずは、海外事例としてアメリカにおけるNIPT(新型出生前診断)についてお伝えします。

アメリカでは、妊婦さんの年齢が35歳以上の場合、医師からNIPT(新型出生前診断)の検査を行うように指定されることもあります。

母体の年齢が35歳以上になると、ダウン症候群などの発生率が上昇するといわれています。

しかし、年齢が若くても赤ちゃんの染色体異常は生じる可能性があり、アメリカの場合は35歳未満でもNIPT(新型出生前診断)を受けることはできます。

アメリカでNIPT(新型出生前診断)を受ける場合、検査を行う機関によっても費用は変わってきます。費用の相場は約1,500ドルが目安となりますが、保険に加入していれば自己負担額が安くなる場合もあるため、この点は日本と異なります。

アメリカでNIPT(新型出生前診断)を受ける場合は、希望すれば赤ちゃんの性別について知ることも可能です。検査の結果については、オンラインや電話で通知されるケースも少なくありません。

NIPT(新型出生前診断)の海外事例2.フランス

NIPT(新型出生前診断)の海外事例として、ヨーロッパでの状況についても気になるところです。フランスをはじめとして、ヨーロッパでもすでにNIPT(新型出生前診断)が普及してきています。

フランスでNIPT(新型出生前診断)を受ける場合、検査内容にもよりますが、価格は約360ユーロからとなります。フランスでは自由診療となるため、保険は使えず、検査を受けるにあたって保険証なども必要ありません。

NIPT(新型出生前診断)の結果が出たらメールや電話で知らせてもらうことができますが、そのあとで書面での通知がくる場合もあります。

アメリカでは希望すれば赤ちゃんの性別がわかりますが、フランスでは出生前診断で性別を知ることが許可されていません。一言で海外事例といっても、国によって検査でわかる内容には違いがあります。

NIPT(新型出生前診断)の海外事例3.シンガポール

シンガポールでは経済が急速に発展し、街にはきれいな高層ビルが連なるようになりました。シンガポールでもNIPT(新型出生前診断)を受けることは可能ですが、妊婦さんから採取した血液をアメリカの検査機関に輸送する体制となっています。

シンガポールでNIPT(新型出生前診断)を受ける場合、かかる費用は約1,000ドルとなります。他の海外事例や日本の相場と比較してみると、フランスよりは高く、日本よりも安いということになります。

アメリカの機関で検査を行うこともあり、結果が出るまでには約2週間かかります。まずは電話で連絡をもらい、後日書面の形でも結果を受け取るという形になることが一般的です。なお、シンガポールでも希望すれば赤ちゃんの性別についても教えてもらうことが可能です。

高齢出産ならNIPT(新型出生前診断)を選ぶ方法もある

3つの海外事例からもわかるように、NIPT(新型出生前診断)が行われている国は少なくありません。日本では2018年3月にNIPT(新型出生前診断)が一般診療化されたばかりであり、まだ多くの妊婦さんが選択する検査とはいえません。

しかし、日本でも臨床研究から一般診療へとシフトした動きもあり、NIPT(新型出生前診断)の認知度は高まってきています。

特に日本では高齢出産が増えており、「赤ちゃんに染色体異常があるかもしれない」という不安を抱えている方が増加しています。

NIPT(新型出生前診断)を受けておくことで、赤ちゃんに染色体異常があったときにどうするか、夫婦で考える時間が持てます。検査で陽性だとわかれば、ご夫婦で話し合ってゆっくりと今後についての判断をすることができますし、妊娠を継続すると決めた場合には受け入れる準備ができることもメリットです。

日本の一般的なNIPT(新型出生前診断)では年齢制限があったり、医師の紹介状が必要であったりと、検査に制限を伴うこともあります。

しかし、八重洲セムクリニックと奥野病院が提供する“ベリファイ”というNIPT(新型出生前診断)では、採血時に妊娠10週目以降で単胎妊娠また双胎妊娠の方であれば検査の対象となり、1回の来院だけで済みます。

さらに、アメリカやシンガポールの海外事例のように、赤ちゃんの性別判定の結果がわかることも特徴です。

今回ご紹介した海外事例の情報もふまえて、日本国内で受けられるNIPT(新型出生前診断)を検討してみてはいかがでしょうか?