出生前診断の羊水検査を受けられる時期はいつ?

高齢出産が増えている今、赤ちゃんの異常について調べておきたいと考えるご夫婦は少なくありません。羊水検査を受けることができる時期はいつなのでしょうか?今回は、羊水検査の概要や検査を行える時期、その他の出生前診断について、わかりやすくお伝えしていきます。

羊水検査とは?

羊水検査とは、母体から羊水の一部を採取して調べることで、赤ちゃんの遺伝子や染色体異常を分析する検査です。羊水には、赤ちゃんに由来する皮膚や粘膜の一部が浮かんでいるため、それを調べることで検査を進めていきます。

出生前診断にはいくつも手法がありますが、羊水検査のメリットは、確かな診断ができることにあります。ただ、羊水を採取するためには妊婦さんのお腹に針を刺す必要があるので、どうしても体への負担は大きくなってしまいます。

流産、破水、感染症のリスクを伴うため、メリットだけでなく、デメリットもある検査ということになります。

羊水検査のリスクも十分に理解したうえで、検査を受けるかどうか決めることが大切になります。また、陽性という結果だったときにどんな決断をするのか、あらかじめご夫婦で話し合っておくと良いでしょう。

羊水検査ができる時期はいつ?

日本産科婦人科学会の産科ガイドラインより、羊水検査を実施できるのは妊娠15~16週以降とされています。検査の時期が早すぎると、羊水の量も少ないうえに、妊婦さんの体調も不安定となります。したがって、この時期から検査を行うことが一般的なのです。

羊水検査で陽性の結果だった場合、ほぼ確実に赤ちゃんには異常があるということになります。ご夫婦で話し合った結果、妊娠を継続しないという決断をくだす場合は、手術を行える時期が妊娠22週未満と決められています。

羊水検査を受けてから結果が通知されるまでには、約2週間かかりますが、場合によってはそれ以上の期間を要する可能性もあります。したがって、羊水検査は遅くとも妊娠18週目頃までに行われることが多いです。特に、陽性という結果の場合に妊娠を継続するつもりがないご夫婦は、羊水検査の時期が遅れないように注意しましょう。

羊水検査の時期以前にできる検査とは

先述したように、羊水検査を受けることによって、稀に流産や破水、感染症などの影響が生じます。こうしたリスクを回避したい場合は、羊水検査を受けることができるようになる妊娠15〜16週目よりも早い時期に、別の出生前診断を受けるという選択肢もあります。

出生前診断は羊水検査のように確かな診断ができる“確定診断”と、異常の可能性を調べる“スクリーニング検査”に大別されます。スクリーニング検査は、確定診断よりも精度の面では劣りますが、体への負担やリスクが少ないことが利点です。

したがって、先にスクリーニング検査を受け、異常が疑われる場合のみ羊水検査を受けるという流れが主流になっています。

スクリーニング検査を行える時期は、NIPT(新型出生前診断)で妊娠10週目から、超音波検査で妊娠11~13週頃からとなります。特にNIPT(新型出生前診断)の場合、陰性的中率が99.99%であるため、調べた染色体に“異常がない”ということは、ほぼ確実に把握できます。

NIPT(新型出生前診断)で陽性だった場合は羊水検査で診断を確定させる必要がありますが、その前段階としてスクリーニング検査を行うこともできるのです。それぞれの検査で実施できる時期が異なるため、羊水検査よりも先に行える検査について知っておくと選択の幅が広がるでしょう。

羊水検査が不安ならベリファイを選択肢に入れてみては?

東京の八重洲セムクリニックと大阪の奥野医院では、“ベリファイ”というNIPT(新型出生前診断)を行っています。一般的なNIPT(新型出生前診断)では35歳以上という年齢制限があり、全ての方が検査の対象とはなっていません。

しかし、ベリファイの場合は、そのような制限をできる限りなくし、妊娠や出産にあたり不安を抱える方が受けやすい仕組みになっています。年齢制限はなく、採血時に妊娠10週目以降で単胎妊娠また双胎妊娠の方であれば検査を実施可能であり、医師の紹介状なども必要ありません。

ヒトは1番〜22番の常染色体、1組の性染色体を有しており、合計で23組46本の染色体があります。一般的なNIPT(新型出生前診断)では13番、18番、21番の染色体のみを調べますが、ベリファイでは全染色体の検査を行うこともできます。

さらに、赤ちゃんの性別に関する情報も開示されるため、早い段階から赤ちゃんを迎え入れる準備が可能となります。

NIPT(新型出生前診断)の検査数は5,000件以上であり、出生前診断歴40年以上の産婦人科専門医かつ国際出生前診断学会会員の医師が担当するという点も、安心できるポイントです。

妊娠や出産に不安をお持ちの方は、羊水検査よりも早い時期に受けることができる八重洲セムクリニックと奥野病院が提供するNIPTベリファイを検討してみてはいかがでしょうか?

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医