胎児スクリーニング検査とはどんな検査?メリット・デメリットの紹介と、それに代わる新型出生前検査“Serenity24”とは

出生前診断の1つである胎児スクリーニング検査。別称「胎児ドッグ」とも呼ばれるこの検査は、いったいどのような検査なのでしょうか。胎児スクリーニング検査の基本的な内容と、それに代わる画期的な新型出生前検査“Serenity24”のご紹介をしています。

胎児スクリーニング検査とはどんな検査?

胎児スクリーニング検査は、お腹の赤ちゃんに染色体異常や体や臓器の形に異常がないかをチェックする検査で、出生前診断の種類の1つです。「胎児ドッグ」とも呼ばれ、通常の妊娠検査で行われる超音波検査とは別で行う検査になります。

妊娠初期(10週~13週)と、妊娠中期(18週~20週)に1回ずつ受けることが可能で、チェック項目と検査によってわかる内容はそれぞれ異なります。

妊娠初期のスクリーニング検査では、「頭の形」「鼻骨の発育状況」「手足が4本確認できるか」といった点をチェックし、「21トリソミー(ダウン症)」「18トリソミー」「13トリソミー」といった染色体異常の有無を検査します。

妊娠中期のスクリーニング検査では、胎児の体が目で見えるくらいに成長してくるため、「全身にむくみがないか」「頭、お腹、背中、手足、へその緒などの見た目に異常がないか」「脳や心臓、腎臓などの臓器に異常がないか」といった点をチェックし、臓器異常や見た目の異常がないかを検査します。

胎児スクリーニング検査の精度は?

胎児スクリーニング検査は、エコーによって目視できる範囲で胎児の様子を診断するため、検査の時点では異常がないと判断されても、いざ出産を終えてみると、生まれてきた赤ちゃんに先天的な疾患が見つかったというケースが稀にあります。

逆も然りで、検査の時点で異常が見られたけれど、生まれてきた赤ちゃんには特に異常が見当たらず、余計な心労を負ってしまったというケースもあります。そのため、胎児スクリーニングの検査の精度は、100%保証できるものではないのです。

また、胎児スクリーニングによって異常が見つかった際に、より正確に胎児の状態を確認するために羊水検査や絨毛検査を行う場合があります。

それらの検査は、胎児スクリーニングと比べると、より精度の高い検査が可能と言われていますが、母体のお腹に針を刺したり、子宮頚部にカテーテルを挿入したりするといった手法を用いるため、母体にも胎児にも負担がかかります。

そのため、検査をためらう方は少なくありませんし、検査を希望しても一定の条件をクリアしなければ受検できないといったハードルがあります。

画期的な新型出生前診断“Serenity24”で出産の準備を整える

「より精度を高く、より母体にも胎児にも負担をかけずに出産前の診断ができたら……」そんな希望を叶えるための検査である「新型出生前診断」をご存知でしょうか。

新型出生前診断は、従来の出生前診断よりも、安全性・精度の高さともに優れているというメリットがあります。母体から採取したわずか10㏄ほどの血液に含まれる微量のDNA断片を分析することで、先天的な染色体異常を検査することができるのです。

しかし、通常の新型出生前診断にも、妊婦さんにとってはネックとなる点はあります。それは、受検に伴うさまざまな条件です。

「出産時年齢が35歳以上であること」「妊婦または配偶者に染色体異常が見られること」「過去に染色体異常の胎児を妊娠・出産したことがあること」といったハードルの高い条件が定められていることや、検査できる染色体異常は「21トリソミー」「18トリソミー」「13トリソミー」の3種のみ(全染色体・性染色体異常は含まない)、といった点などがそれに当たります。

そういった壁を取り去った革新的な新型出生前診断が、八重洲セムクリニックと奥野病院の“Serenity24”です。この検査では、次のような特長があります。

  • 年齢制限や過去の症歴に関係なく妊娠10週以上であれば誰でもが検査可能
  • 1番~22番の常染色体のトリソミーについて調べることができる
  • 性染色体異常の検査や性別判定も可能

上記の特長を持つ新型出生前診断は、日本で唯一、“Serenity24”のみとなっています。

他にも、通常は検査結果が出るまでにかなりの時間を要するところ、“Serenity24”であれば1回の来院のみで採血ができ、10日程度で検査の結果が通知されます。

精度は、現在日本で提供されている新型出生前診断と比べて、21トリソミーに関しては0.04%、13トリソミーに関しては7%程度も精度が向上しているという結果も出ています。

より高い精度で、物理的にも心理的にも負担を軽減させた新たな形の新型出生前診断が、“Serenity24”です。

お腹の赤ちゃんの状態をしっかり把握して出産に備えよう

妊婦さんにとって、出産に伴うリスクやそれによる不安は、決して軽視できるものではありません。出産や産後の生活に向けて、あらゆる心の準備が必要です。

検査を受けることで早めに異常を発見できれば、その分治療などの対処を事前に行うことができますし、何もなければ精神的に安定した状態で出産に臨むことができます。

出生前診断は、より高い精度で、より母体にも胎児にも負担のかからないものであるべきです。それを実現し、不安を抱えるデリケートな妊婦さんに寄り添える検査として誕生したのが“Serenity24”です。

出生前検査を受けようと思っている方も、受けようか悩んでいる方は検査を一度検討してみてはいかがでしょうか。

産婦人科医 奥野幸彦 院長

医師監修:産婦人科医 奥野幸彦 院長

自己紹介

産婦人科医としてこれまで多くの相談を受ける中で、妊婦の方々がご出産までの約10ヶ間様々な不安な気持ちを抱えていることを知りました。そんな不安が少しでも減るように日々の治療・検査を通して妊婦の方々に向き合っていきます。

略歴

  • 1977年 大阪大学 医学部卒業
  • 1977年-1985年 大学病院・市民病院・救急病院などで勤務
  • 1986年 産婦人科・外科・内科を備える奥野病院を開院
  • 2000年 ジェンダークリニックを開院
  • 2017年 八重洲セムクリニックを開院

保有資格等

  • 日本医師会 認定産業医
  • 国際出生前診断学会会員
  • 日本産婦人科学会 認定医
  • 母体保護法指定医