双子の妊娠リスクとはどんなもの?どんな準備が必要?

最近、双子ちゃんを多く見かけませんか?

自然妊娠の双子の出生率は0.6%前後ということが知られていますが、最近は1%程度に上昇していて世界的な傾向となっています。その背景にはどのようなものか、また双子の妊娠(以下、双胎児妊娠)のリスクや、出来る準備について紹介していきます。

双子の出生率は増加している?

1980年代以降、双子が生まれる確率は、世界中で増加しています。その中でも、一卵性双胎児が生まれる確率は一定ですが、国や時期で差はあるものの二卵性双胎時の生まれる割合が増えてきています。

このような傾向の背景には、妊娠の高齢化、医学的生殖補助(不妊治療)の進展が大きな理由としてあります。妊娠する年齢が高齢になるほど排卵に関与する卵胞刺激ホルモンの血中濃度が上がり、複数の受精卵が発生する可能性が高いと言われています。

また、様々な不妊治療(排卵誘発剤を使っての人工授精やタイミング療法、体外受精など)によって双子やそれ以上の 多胎児妊娠が増えています。いまや双子は特別、から普通になりつつあるんですね。

双胎児妊娠のリスクとは

双胎児妊娠は一般的に単胎児妊娠よりも様々な面でリスクが高いと言われています。悪阻が酷い、妊娠高血圧症、更には合併症(HELLP症候群、血栓症)など母体の健康自体に影響することから、胎児の発育遅延、形態異常、子宮内胎児死亡など、胎児の成長に関わるリスクいずれも単胎児よりも高いのが特徴です。

加えて、出産においても多くの場合が早産となり、低体重児となります。

低体重で生まれてくるということは発育が未熟なままで生まれてくることですので、脳性麻痺の発生確率やほかにもコミュニケーション能力の遅れ、学習障害、言語発達の遅れ、注意欠陥多動性障害なども高いのです。

双胎児妊娠の詳細なリスクはあまり知られていません。そして、もしも片方の胎児が子宮内胎児死亡となった場合、日本では減胎手術(死亡してしまった胎児のみ摘出する手術)を行っている施設は限られており、堕胎を勧められるケースも少なくはないのです。

ですから早い段階から経過観察を行い適切な妊娠管理をしていくことが重要と言えます。

どんな準備が可能でしょうか

膜性診断(妊娠週10週前後)

膜性とは絨毛膜(胎盤)の数や羊膜(胎児が成長していく部屋)のことです。これらの違いは最も重要な情報となり、タイプによってリスクや注意点も異なってきます。絨毛膜や羊膜の違いは、双子を妊娠した際に重要な情報となります。タイプによってリスクや注意点も大きく異なるため妊娠管理に役立ちます。

出生前診断(妊娠10週~)

最も知られているのは妊娠初期に染色体異常を調べる出生前診断ではないでしょうか。

双子のリスクをそのものを調べるというわけではなく、確率的に起こりうる染色体異常を調べる検査ですが、妊娠初期に胎児の状況を知ることが出来ることから、妊娠管理に有益な情報が得られます。

さて、出生前診断には様々なタイプの検査がありますが、確定検査である羊水検査を受ける場合、双子は特に注意が必要です。

【参考記事】羊水検査の検査時期はいつからいつまで?検査に最適な時期とは?

羊水検査は、妊娠15週以降にエコー画面を確認しながら子宮に注射針に似た針を刺して羊水を吸引し羊水の成分から染色体の異常などを調べる検査です。

一般的に流産リスクが0.3%~0.5%とされていますが、双子の場合は針を刺した際にもう片方の胎児を傷つける可能性があるため、更にリスクが上がる為、検査をしないとしている施設が少なくありません。

NIPT(新型出生前診断)を受ける人が増えてきた

そのような背景からか、双胎児妊娠でNIPT(新型出生前診断)を受ける方が少しずつ増えてきました。

双胎児妊娠の場合検査できる項目は限られ、確定検査ではありませんが、非常に感度が高く胎児を傷つけず母体への負荷も低いことから選択肢の一つとして検討してもいいかも知れません。

繰り返しとなりますが、適切に妊娠管理していくための手立てとして早期に胎児の状態を知ることは非常に有益です。

情報が多いほど病院で対応出来ることが増え、発育や出産の予後にプラスに働いていきます。いずれにしても、検査に関する情報を集め咀嚼し、リスクなどを理解しながら選択いくことが大切ですよ。

【参考記事】NIPTとはどのような検査なのか?検査方法や検査でわかることについて解説

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